バイオリンの値段と寿命とおすすめの選び方

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バイオリンの選び方 楽器・弓・弦・メンテナンス
Baohm / Pixabay

バイオリンを始めたい、と思ったらまずは楽器を購入しようと思うでしょう。

ところがバイオリンは楽器の中でも値段差が大きく、どこで買ったら良いのか、幾らくらいするものなのか、相場が分からなかったりすると思います。

今はオークションやネットショップなどでも売られているため、インターネットで簡単に探す事が出来ます。

安いものだと数千円からも買えますし、高いものは数百万するものもあります。

でも、楽器全般に言えることですが、へたに安い楽器を買ってしまうと、すぐに買い替えることになるので、結局無駄になってしまう可能性が高いです。

一番良いのは、習う先生を決め、その先生に相談するのが良いでしょう。

ただ、中には、高い楽器を買わせようとする先生もいるかもしれません。

そのため、簡単な指針を紹介しておきたいと思います。

バイオリンの値段と寿命

値段を考える前に前提として、バイオリンの寿命について説明しましょう。

バイオリンは良い楽器をメンテナンスさえしっかりしていれば、他の楽器とは違い、200年近く使う事が出来ます。

数十年で音の劣化が始まってしまう楽器も多い中、孫の代まで使える、何世代にもわたって使える楽器なのです。

その点を考えて、一年あたりのコストで計算したら、そこまで高いものではなくなります。

肝心の値段ですが、一般的にプロが使用している楽器は最低でも100万円を超えるものを使用している場合が多いです。

初心者向けとしてはスズキバイオリンが5~7万円からありますが、全て込みで10万円の予算を見ておけば良いでしょう。

ただし、バイオリンは低価格(数万円)とミドルクラス(100万円以下)との間は、値段に比例するほど、弾きやすさや音の鳴りが違います。

安い楽器で幾ら練習していても上手に音が出ないため、力が抜けず、上達しない、という悪循環もあり得ます。

良い楽器は素直に良い音が出るので、力を抜きやすく、音程も聴きやすく取りやすいため、上達は早くなるでしょう。

そのため、予算が許すなら、エントリークラスとしても最初から20~50万円程度のものを購入出来ると良いでしょう。

これはあくまでアマチュアで初心者の場合です。

もちろん、プロ志向であれば、最初からもっと良い楽器を選んでも良いでしょう。

また、本体を購入しても、その他に弓やケース、松脂に肩当、楽譜、弦、チューナーなど、必要なものもあります。

全体の予算をきちんと伝えてから選ぶと良いでしょう。

もしも仮に予算が30万円だった場合に、(ケースその他を除く)バイオリン本体が20万円と25万円で、弓が5万円と10万円、という場合には本体が25万円、弓が5万円のように、本体にお金をかけた方が良いでしょう。

また、購入時には可能な限り、先生やバイオリンを弾ける方と一緒に行くことを勧めます。

バイオリンは基本的に全てハンドメイドのため、同じ値段でも全く音の鳴りや弾きやすさが異なるからです。

初心者の場合、基準が無いため、その差が分からないためです。

値段は高いですが、高い買い物をすることで覚悟も生まれます。
安い楽器と飽きた時にすぐに止めてしまう事にも繋がります。
これまで見てきた限りですが、高い楽器を所有することで他の楽器よりも続ける方が多いように感じます。

良い楽器と巡り合えるとバイオリンを弾くことが楽しくなりますよ。

新品と中古(オールド)のどちらを選んだら良いかや、どの国の楽器が良いかについてはまた違う記事で記述します。

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